2010年4月アーカイブ

約束 -やくそく-

「チョコレートを送りたいので宛先を教えてほしい。」

というメールがD.L.から届いた。

こないだの会食中に、確かにそういう内容の会話をした。

時間も経っていたので私は半信半疑だったが、とりあえず送り先を書いて返信した。


3〜4日後、会社へ出勤して間もなく宅急便が届いた。

貼ってある伝票を見ると、なんとD.L.からだ。

送り主欄には住所も電話番号も書かれていない。

名前のところにただ「D.L.」とだけある。

その潔さにまず驚かされたが、荷物を開けてみてさらにビックリした。

あからさまな高級チョコレートが数種類、10箱以上詰まっている。

全てゴージャスな飾りのついた貴族仕様だ。

箱の裏を見ると「フランス製」などと書いてらっしゃる。

それらは丁寧にプチプチで包まれ、その上、保存方法を記した直筆の手紙付きときた。

発送伝票も手紙もD.L.の筆跡と違う気がしたが、こういう細かいところまで行き届いた心遣

いというのは素直にうれしい。

と同時に、私はD.L.の有言実行な姿勢にも感動した。


「電話する」「メールする」「今度メシ行こう」。

我々の世界では、やりもしない挨拶代わりの無責任な言葉がまかり通っている。

私は、D.L.からまた一ついい勉強をさせて頂いた。

暗黒 - あんこく -

つい先日、仕事中にとつぜん脳がザワめいた。

(あらら、スバラシイ何かがここへ近づいて来ているなぁ)

そんなことを考えていたら、高級ツヤ消しブラックなテレパシーを発しながら、一人の男が

店に現れた。"D mother fu_kin' L"。つまり、"D.L." だ。

先日のASIAではほとんど話せなかったので、ちょうどいい。

仕事を終え、私たちは近所の料理屋でディナーとシャレ込んだ。


こういった、クラブや仕事以外で会う時間は大変貴重だ。

音楽の話だけではなく、もっと深く、人間じみた会話ができる。

アーティストにも、普通の人と変わらない生活というものがあるのだ。

年齢を重ねていく過程で、自分やまわりの人間、そしてそれらを取り巻く環境も変化し

ていく。それは進化であったり退化であったり、いろいろだ。

現実を直視し、人生の選択を迫られるときが何度となく訪れる。

時には立ちどまり、一般的な観点に立って自分自身を見つめ直す作業も必要ではないか。

我々はそういう「自覚」「認識」について話した。


お互いを尊重でき、価値観を共有できる先輩がいるというのはイイ。

「鋼鉄のDEEP BLACK」「FUNKY METHODIST完全体」。

孤高の暗黒戦士 "DEV LARGE" は、やはり私のオールタイム・フェイバリットな人物だ。

































dj viblam
宇田川町「STILL DIGGIN’」のヒト。
サンプリングのみでハードでクロいビートを生み出す「切り貼り職人」「MPCパズラー」。
または「角刈り怪談師」。
KING OF DIGGIN' PRODUCTION所属。

www.stilldiggin.com

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